洋画家 妃香利 - Hikari

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懐かしい作品のご紹介

2024年10月6日

先月に開催しました「秋月展」にご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

ご来場くださったお客様との会話の中で懐かしい作品を想い出す機会がありましたので

今日はそちらの作品をご紹介させていただきたいと思います。

「だるまさんが転んだ」油彩 2014年 264,000 (税込)

こちらの作品は10年ほど前に描いた作品です。

当時、新宿御苑に大きなモミの木があり、こんな大きなモミの木にクリスマスの飾りつけをしたら素敵だろうなと思っていたのですが、ある時たまたま遠足で来ていた子供たちが “だるまさんが転んだ” を始めたんですよね。

懐かしいなと遠くから眺めていたら、大きなモミの木の下に小さな子供たちがいっぱい集まっている光景が何だかとっても面白く見えてきて、絵に描いてみたくなりました。

新宿御苑は私が今まで生きてきた中でおそらく一番訪れている公園かと思います。

生まれ育った家の近くにあり、会社員の頃は目の前が新宿御苑だったのでお昼休みによくお弁当を持って行き、四季折々の景色や子供たちが元気いっぱい楽しそうに遊んでいる風景に癒されながらお昼休みを過ごしたりしていました。

とても思い出深い作品です。



「lasting peace」油彩 2014年 (個人蔵)

こちらの作品は「だるまさんが転んだ」と同じ時期にセットで描いた作品です。

子供たちの声が聞こえてきそうな楽し気な作品ですが、1人1人みてみると、動きや視線の先にあるものが全員バラバラなところも面白い作品です。笑

こんな平和な風景がいつまでも見られる世の中であったらいいな…と思い、

「lasting peace(永遠の平和)」という作品タイトルをつけたことを想い出しました。

自身の成長と共に作品も変化していくものだと思いますが、10年以上経っても自分が一貫して表現し続けたいと思っている根底にあるものは何も変わっていないんだな…と感じます。