前回の個展から約2年ぶりの開催となりますが、その間は飛鳥Ⅱクルーズ船内での展示イベントや、銀座、日本橋、水戸など新たな会場での個展開催に恵まれました。これまで関東以外ですと広島・大阪がメインの発表場となっておりましたが、今年は初めて北海道での展示も入り、とても楽しみにしております。これを機に今後は地方での発表にも力を入れ、全国の方々に作品をご覧いただけることを目標にしていけたらと思っています。

 これまで、私の作品には公園など憩いの風景が多く登場してまいりましたが、本展ではその中でも「みち」にスポットをあてた展示構成となっております。道には物語の往来があります。人が歩む道だけでなく、客船や水鳥が波を蹴立てる水の道、動物たちが踏み分ける夏草の道など様々です。その先に何が待っているのか、誰が訪れるのか・・・、想像をめぐらしながらご覧いただけましたら幸いです。

 近年、天災や都市開発などで街や自然がめまぐるしく変化していくのを感じます。日々、当たり前のように過ごし目にしていた景色が少しずつ、懐かしい想い出とともに消えていってしまうような気がして切ない気持ちにもなります。
 時の流れはとどめることができませんが、私は誰しもの心の中にある懐かしく、優しい時代の記憶に寄り添うような・・・そんな作品を描きたいと思っています。        

 本展では、四季折々の様々な「みち」をテーマにした新作油絵、約30点を出品予定です。また、今回は取材の足を日本からイギリスまで伸ばし、海外の憩いの風景を題材にした作品にも挑戦しております。ぜひ日本と英国の空気感の違いなどもお楽しみ頂ければと思います。

 個展会期中は全日程、終日在廊予定でおります。1点1点、心をこめて制作いたしました新作の数々をぜひ会場にてお楽しみいただけましたら幸いです。
皆様のご来場お待ちしております。                        妃香利

◆◆◆ 妃香利 絵画展 かよい路の物語~彼方へとつづく道に誘われて~ ◆◆◆
◎会期:2019年2月28日(木)~3月6日(水)※全日程在廊予定
◎会場:福屋八丁堀本店7階 ギャラリー101
◎時間:10時~19時30分/金・土は20時閉場/最終日は17時閉場